スープジャーで肉じゃがの煮込み

スープジャーに煮込みを任せると、土鍋で炊いたような肉じゃがが作れます。
2人分作れます。
いつもより少し上品に仕上がって美味しいんですよ!


スープジャー500mlを調理器具として考えている私は、肉じゃがは最後の煮込みに使います。

仕上げの煮込みをやらせるだけなので、早ければ20〜30分から食べる事ができます。
昼食後仕込んで冷めにくいようにしておけば、5時間後の夕食時には、じっくり煮込んだ肉じゃがが出来上がります。

要するに、いつでも食べられるんです^-^

塾帰りのお子さんや、受験勉強で夜食を食べる人、パートに行っている間に一品作っておきたい主婦の方にオススメです。

ただし、スープジャー任せのお弁当レシピとは違うので、ジャーに詰めるまでそこそこ時間がかかります^-^;

じっくり煮込んだ肉じゃがにする為には、ジャーに入れる前に、じゃがいもとにんじんに、しっかり火が通っている必要があります。
煮崩れしにくい調理法なので、やや小口気味に切りましょう。火が通りやすいし味の入りも良いです^-^


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500ml スープジャーは良い調理器具です!

余ったインゲンの消費はこちらがオススメです。→肉とインゲンのピリ辛炒め


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■材料

※スープジャーは500ml利用です。
※基本材料は1人〜2人分


□具の材料

  • じゃがいも…200g前後がちょうど良いです。小ぶりなら2個ぐらい、中なら1個ぐらい。大ならにんじんを減らせば入ります。
  • にんじん…1/5本分
  • 牛肉か豚肉の薄切り…100g
  • 玉ねぎ…1/2個
  • 水…120ml

□煮汁の材料

  • だし汁…300ml
  • 酒…大さじ2.5
  • きび糖…大さじ1.5
    砂糖でもOK
  • みりん…大さじ2
  • しょうゆ…大さじ2.5〜3(濃い目なら3)

□予備の煮汁の材料

  • だし汁…200ml
  • 酒…大さじ1杯半
  • きび糖…大さじ1/2
    砂糖でもOK
  • みりん…大さじ1杯半
  • しょうゆ…大さじ1.5〜2

□その他の材料

  • インゲン…2本 [3本]
  • 水…大さじ1
  • 塩…少々

■作り方

※ラインとは、内蓋の下1cmのところを言います。
※スープジャーは、衛生の問題から生物を入れる事を禁止しています。しかし、このレシピでは、肉を生で入れてしまいます。ここは自己責任でお願いします。不安な方は、火を通した肉を入れてください。


□ジャーの保温

※ミニキッチンで片口コンロしか無い場合は、保温の湯を煮立てた煮汁に変えます。煮汁はスープジャーに合わせて多めに作ってください。

  1. 完全に沸騰して煮立った湯を、スープジャーのラインまで入れて蓋を閉めます。

□具の準備

※肉に火を通してから入れる場合は手順1を飛ばします。

  1. 肉を生で入れるので、湯洗いします。
    ボウルに、熱湯120mlと水80ml(分量外)を混ぜ合わせ、食べやすい大きさに切った肉を洗います。熱いので菜箸を使います。
    洗ったらザルに取って水気を切り、2重にしたキッチンペーパーで包んで水分を取ります。
  2. じゃがいもは、少し小さめに切ります。縦半分に切ったら、それぞれ3等分に切る大きさが限界です。ボウルに入れたら流水で、水が透き通るまでゆすぎ、そのまま水に入れておきます。
  3. にんじんは皮を剥いて乱切りにします。
  4. 玉ねぎは厚めにスライスします。

□具に火を通す

※じゃがいもやにんじんはレンチンで茹でても良いですが、ほっくり感が減ります。

※肉に火を通してから入れる場合はここでやります。
※レンチンを使う場合はこの作業を飛ばして良いですよ。

  1. フライパンに、じゃがいもとにんじんを入れます。この時、じゃがいもとにんじんを混ぜないように置きます。
  2. 水を加えて(ふた)をし、弱めの中火にかけます。
  3. 7〜8分したら1度火を止めます。蓋についた水滴を、フライパンに落としながら蓋を開け、にんじんとじゃがいもの上下を返します。
    にんじんとじゃがいもを少しずらしてスペースを開け、玉ねぎをそこに置きます。
    生肉をジャーに入れたく無い方は、ここで玉ねぎの上に置くように肉を乗せます。乗り切らない分はじゃがいもやにんじんの上でも良いです。
  4. 再び蓋をして弱めの中火にかけ、沸騰したら、弱火にし、水分がほとんど無くなるまで煮ます。
  5. 水分がほとんど無くなったら火を止めます。もし、じゃがいもやにんじんに火が通り切っていなければ、水大さじ2を加えて追加加熱します。

□煮汁を作る

  1. 具のフライパンの水分が無くなるまでの間に、煮汁の材料を鍋に入れて沸騰させておきます。
  2. スープジャーに煮汁を入れている場合は、出来上がった具のフライパンに、ジャーの煮汁を入れて煮立たせます。空いたスープジャーは直ぐに蓋を閉めましょう。

□ジャー詰め

※どんどん温度が下がるので、なるべくスピーディーにやります。
※詰める具の順番はだいたいで良いです。多少混ざってもOKです。

  1. ジャーを保温していた湯を捨て、にんじんを全部入れます。
  2. 玉ねぎと肉(生肉の場合はなるべく広げて)の1/3両を入れ、その上にじゃがいもを全部入れます。
  3. じゃがいもの上に残りの玉ねぎと肉を入れます。
  4. 最後に煮汁を注ぎ入れて、内蓋と外蓋をします。なるべく冷めないように、ジャー用ポーチに入れるか、新聞紙やタオルを巻いて輪ゴムで止めておきます。

□インゲン

※盛り付け前に行います。

  1. インゲンを流水で洗って両端と筋を取ります。
  2. 食べ良いサイズに切ったらボウルにに入れ、薄く塩をして混ぜます。
  3. フライパンにインゲンを入れたら、水を入れて中火にかけ蓋をします。
  4. 水が沸騰したらフライパンを揺すってインゲンを転がします。
  5. インゲンが綺麗な緑色になったら取り出し、肉じゃがに混ぜます。

□盛り付け

  1. ジャーの中の肉じゃがをインゲンで使ったフライパンに入れて温めます。この時インゲンも一緒に入れます。
  2. 煮汁が足りない場合は、予備の煮汁を加えます。
  3. 器に盛り付けます。

■ポイントやコツ等


  • じゃがいもたっぷりめで作りたい場合は、にんじんを入れずにじゃがいもを増やして作ります。
  • スープジャーの臭い移り防止に、クッキングシート(オーブンシート)を使うと良いです。

    香りの強い物は、内蓋にラップをかけると臭い移りが防げます。
    変形の恐れがありますので、手持のスープジャーの説明書を読んで工夫してください。
  • スープジャー用ポーチが無い場合、保冷できるタイプのショッピングバッグやお弁当ポーチに入れると、温度の下がりを少し遅くできます。

    厚手のショッピングバッグやお弁当用バッグに入れるだけで、効果が上がります。
    袋が大きい場合は、タオルで巻いておくと尚良いです。