肝臓・腎臓は要の臓器

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元気、やる気、嫌気…etc
色々な気が病を作り出すことを認めた上で、その他の臓器と働きについて考えたいと思います。


■目次

 


■臓器

 

臓器はどれも大切ですが、栄養と密接な関係がある(かなめ)となる臓器が肝臓です。
肝臓は身体の大手工場です。ここのレーンがひとつ止まっただけで人は病みます。
腎臓は港の倉庫のようなもので、ここが動かないと、身体に悪いものが溜まっていきます。
人には多くの臓器があります。それぞれが大切なのですが、食や栄養に特に密接な臓器を取り上げます。
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◇全ての要、肝臓

 

※大事な臓器なので少し長くなります。

あの食べ物が良い。この栄養が良い。体に良いと聞けば、あれこれためしてみるのが日本人です。
このようなイメージが強いのです。
体に良い=良いこと・正しいことをしてる。

採取した栄養を理解・仕分け・再構築する1番大事な場所です。
肝臓がダメになると、全ての免疫力や抵抗力が落ち、解毒がうまく出来ず、物質を作り出せず、体内が汚物だらけになります。
美味しく食事を食べる事ができて、問題無く消化吸収している。特に病気も、肥満も無い。
これは「体が丈夫」というよりは「肝臓が丈夫」と言って良い
です。
肝臓は心臓と同じぐらい大事なのです。

この肝臓がバテると、様々な症状が現れやすいです。全てを受け取り、全てを送り出す器官だからです。

心身の影響で、消化不良のまま物質を送ったり、十分な酸素が送り込まれずに酷使していると肝臓もバテます。アルコールは肝臓の余計な働きを作るので、ますます拍車をかけます。

肝臓を休ませてあげる手段は、飲み食いしないことになります。
断食健康法に効果があるのは、肝臓をリフレッシュできるからです。
修行僧のように長期に行う必要はありません。肝臓は人体をつくる(かなめ)ですから、復帰もすぐにできます。

働く事が趣味なできるビジネスマンのようなものです。休みが長いと、それもまた肉体に良くありません。
「てやんでぇ!いつまでも寝てられるか!」と起き上がる親方的存在です。

体調や皮膚、爪や髪、体型に影響が出始めたら、少し肝臓を休ませると回復に向かいやすいです。
玄米食に切り替えると体調が良くなる。これは白米を食べるよりも負担が少ないからです。
白米に取られていた労働分を別の事に専念できる事になります。
玄米食の人が好転反応と呼んでいるもの。そのひとつがこれです。
逆に、玄米には毒素もあります。天然毒が非常に強いと言われています。その仕分け作業の結果皮膚に現れている場合もあるのです。

どちらにしろ何か症状が出たら、食事を切り替えるか、粗食・軽い断食をして肝臓に聞いてみるのが良いです。

いくら栄養をとっても、どうするかは肝臓が決めます。肌に使うか?骨に使うか?コレステロールを作るか?老廃物として処理するか?全部肝臓が決めます。食べた人ではありません。

医薬品に入らないサプリメントも、肝臓に余計な仕事を増やします。体内に微々たる栄養を追加するだけなのに、肝臓の仕事は増えてしまうので、私はあまりお勧めしません。
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◇腎臓

 

肝臓と同じように、腎臓も要です。普通「お酒を飲み過ぎると肝臓を壊す」と言いますが、腎臓も壊れます。理由はお酒だけではありません。
冒頭の臓器のところでは、腎臓を港と呼びました。血液を通って送られてくるものを、血液や体液へ送り出しているのが腎臓です。
まさに港の倉庫的存在です。
腎臓は要らないものを取り除くために濾過(ろか)作業も行います。良い血液を送り出すためです。
濾過の際、必要な栄養分や成分を再構築して振り分けます。これらの作業の際、必要な栄養分や成分が足りていない状態がある。これが腎臓の働きを邪魔してしまいます。
例えば夏の暑い日に、汗を大量にかきますよね。他に呼吸等でも、体から水分が出ていきます。体温の調整に必要な体の運動です。
その状態が続いているのに塩分が足りない。これだけでも体が怠くなったり重くなったりします。
これはどこからきてるの?その中心の働きが腎臓です。
極端な食の偏りや、必要な食品を避け続けたりすると、肝臓に次いで影響を受けやすい臓器なのです。
やる気という面ににも影響が出やすいのは肝臓も同じですが、腎臓も同じ影響が出ます。
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◇まとめ

 


要となる臓器2つを代表にあげましたが、どちらも栄養と密接です。
多すぎても負荷がかかり、少なすぎても負荷がかかります。

「肉食を長年続けると骨が脆くなる。」
こういう事が言われるのは、栄養分の偏りや不足が臓器の働きに影響が出ている一例なのです。

体だけでなく気力の面でも、何か影響が出始めたら、普段食べているものをストップしてみたり、普段食べないものを食べてみたり、思い切って抜いてみたり、逆に増やしてみたりと変化をつけるのが良いと思います。

1番の特効薬は新鮮な酸素です。これは元気の素、健康な血液の素です。
もうこれ以上は出ないぐらいしっかり息を吐いく。
息を吸わないと苦しいぐらいまで吐き続けた後、少しずつ深い呼吸をしていきます。
それで少し気力が戻るような気配があったら、臓器が疲れているか、血中酸素濃度が少し落ちている可能性があります。

毎朝洗顔後にこの呼吸をするだけでも、体の怠さや活力の低下が少し良くなりますよ。

臓器が疲れている場合は、熱めの蒸しタオルで腎臓や肝臓を温めてあげると少しラクになります。
横になって、背中側の肝臓と腎臓のある位置に当てます。
肝臓が回復すれば、体が楽になります。
腎臓が回復すれば、良い尿が出始めたりします。
疲れ目や重い頭がスッキリしたりもします。

このような緩和が見られた場合は、普段の食生活た栄養の偏りを見直すチャンスです。
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