パセリに期待できる効果
※私の主観に基づいて執筆しています。必ず効果があるというものではなく、食材に含まれる特徴や栄養を考慮した結果考えられる効果や相性を書いたものです。
※実際の病気や不具合を治療するものではありません。治療は専門医にご相談ください。
パセリに期待できる効果
- 疲労回復
- 食欲不振の改善
- 貧血の予防
- 口臭予防
- 口内炎や肌荒れの予防
目次
パセリに含まれる栄養
パセリには主に以下の栄養が含まれています。
- βカロテン
- 葉酸…粘膜を保護し抵抗力を強化。悪性貧血の予防。胎児の発育を助ける。
- ビタミンE…ホルモンバランスを整え、強い抗酸化作用を持ち老化やコレステロールの酸化を防止する。
- ビタミンK…血液の凝固に必要な栄養素。止血や骨の健康維持に。
- ビタミンC…皮膚や細胞の老化防止に。動脈硬化や、過酸化脂質生成を抑制。
- カリウム…細胞の内側と外側からの浸透圧をほどよく調整。過剰に採取された水分やナトリウムを排出するので、むくみや筋肉の収縮運動改善に。
- カルシウム…生殖機能に必須な栄養素。カルシウムが不足すると、骨や歯からカルシウムが血中に溶け出すので、適度な採取は骨や歯を丈夫にする事につながる。
- 鉄…筋肉や肝臓、赤血球の中で、酸素を運搬する仕事をしている。肝臓に効くといわれる食べ物に、吸収効率の良い鉄が含まれる食品が多い。
- 食物繊維…腸内環境を整え、便秘や大腸がんの予防に
主な栄養素を上げましたが、ビタミンAも多く持っています。野菜類でパセリよりも多いビタミンAを持つのは紫蘇の葉ぐらいではないでしょうか?ビタミンは目・鼻・喉に効く栄養素ですが、皮膚を丈夫にするのにも効果のある栄養素です。
少量でも豊富な栄養素と種類を持ち、それぞれが働くために必要な栄養素もバランスよく持っている、大変都合の良いハーブ(香草)になります。
特に油と一緒に取る事で吸収効率の上がる成分もあるので、炒め物や揚げ物の付け合わせ・サラダにまぎれこませる等でも良いですし、直接炒めて食べるのもアリです。
パセリの保存
冷気に当たらないようにビニール袋に入れて保存しますが、タッパやコップ等に水を入れ、それに挿すようにして保存するともちが良いです。ただし、水が腐らないように気をつけましょう。
長持ちさせるためには、ハリの良くみずみずしい生命力のあるパセリを購入します。
水に挿して保存する場合、うまく根が出れば鉢植えで育てる事が可能ですよ。そうすればいつでも使いたいときに摘み取って食べる事ができるので便利です。
乾燥パセリにして保存する
乾燥パセリは市販品を買うよりも自家製の方が長持ちするし、色も変わりにくい便利スパイスになります!
- パセリを洗い、しつこいぐらいしっかりと水分を取る。水を切った後ふきんで吸い取るぐらいやります。急がない場合は、乾くまでザルや水切りに置いておけばOKです。
- パセリの葉の部分を、なるべく茎が残らないようにチョキチョキとはさみで切る。
- 耐熱皿にキッチンペーパーを1~2枚敷き、その上に切ったパセリの葉を乗せる。
- 500W~600Wで10分前後電子レンジにかける。もし、途中で焦げそうならそこで止める。
- 皿ごとパセリを取り出し様子を見る。綺麗な緑のカリカリになっていればOK。まだ柔らかい部分が残っていれば、皿のキッチンペーパーをどかし、皿に水分がついていればそれをふきんで拭きとります。新しいキッチンペーパーを乗せ、まだ水分の残ったパセリを乗せます。再度レンジで1~2分ぐらいずつ、パリパリになるまで様子を見ながら加熱します。
- 完成した乾燥パセリは、粉々に砕いで、密閉容器に入れて保存します。冷蔵庫で保存すると湿気対策になり長持ちしますよ!
※茎を乾燥パセリに混ぜると焦げやすいですし、出来上がりがチクチクしますよ。食感も見た目も悪く食べにくいので、なるべく入れないようにします。
パセリの残った茎の利用法
パセリの茎は捨てずに料理に利用しましょう。
- セロリの葉等、他の香草と冷凍庫にストックしておいて、ある程度貯まったらブーケガルニとして利用します。
- お肉屋お魚の下味をつけるときに入れるとアピオールという精油(アロマのあれです)が働きます。アピオールは、その精油効果により肉屋魚の臭みを消してくれますから、唐揚げの下味や魚料理の下味の時に混ぜてしまいしょう。茎は捨てずに冷凍ストック!です^-^
パセリの種類
パセリは、日本人が良く知っているタイプの他に、スープパセリ(イタリアンパセリ)等種類があります。チャービルもパセリに含んで考えて良いでしょう。
どのパセリも、栄養や効果的に大きな違いはありません。少量でたくさんの栄養(種類・量)を採取できる部分も同じです。
キッチンハーブとして育てやすいのはイタリアンパセリです。かたくなりにくいので、料理に使いやすく、日当たりがそれほどよくなくても、それなりに育ってくれる強さがあるので。