土鍋で低温調理!無水調理の濃ゆぅい水炊きが完成!
低音調理で待つ。待つ。じっくり待つ…。すると、それぞれの具材から出た水分で、味の濃い水炊き鍋が完成します!
無水調理も、低温調理も、興味はあれど未トライの方は、この鍋で試してみてはいかがでしょうか?特別な鍋は必要ありません。土鍋があればできちゃうんです!
※時間は長くかかりますが、一度火にかけたら放置して待つだけ!鍋が完成するまで、洗濯物をたたんだり、テレビを見たり、他の事ができちゃいますよ!
目次
■料理の紹介
- いつもの水炊きとは全然違います!スープも濃いですし、具材それぞれの味が消えずに残ります。それにスープも具材も味が濃くなっちゃうんですよ。
- 鍋の仕上げに雑炊かうどんをする時、スープの違いがはっきり出るかもしれません。
- 鍋に具材を入れて火にかけたら待つだけ。それでスープいらずの鍋料理の完成です。
- 入れる具材によって、出る水分量が違うので予備水を材料に入れていますが、予備水を入れても気にならないぐらいだしが濃い水炊きです。
- 食卓でグツグツ煮込むのではなく、完成した鍋料理を食卓で食べる料理になります。
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低温調理と無水調理
- 無水調理は食材が持つ水分を利用した調理法、低温調理は素材の旨味を引き出す調理法です。
- 素材の味が引き出されるので、普通の鍋物のように、スープで食材の味が薄まりません。かえって濃くなります。
- 逆で考えると…。嫌いな食材が入っていると通常より濃い味で襲ってきます(笑)
- 素材がクタッとなりにくく、お肉やお魚も勝手に柔らかく仕上がります。
- それぞれの具材から出た水分や脂がそのまま調味液になるので、食べた事が無い方には新感覚かもしれません^^
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■関連ページ
- その他鍋物のレシピはこちらです。
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■材料
※半分~2/3量食べたあたりで、うどんや雑炊をする事を想定しての2人分量です。
※1人暮らしの方は、夜鍋を食べて、翌朝雑炊やうどんに鍋の残りを使うのが良いと思います。
- 白菜の葉…3枚ぐらい
- 春菊等好みの青菜(写真は小松菜が入ってます)…2茎
- 鶏もも肉…150g
- しいたけ2枚
- 豆腐…1/2丁又は3P豆腐1P分
- にんじん…3cm長さ1本
- みりん…大さじ1杯半
- その他長ねぎ等好みの材料
- だし昆布…5cm角に切ったもの
- 鰹節…3g~10g(好みです。かつおのだしが濃い方が良ければ多めに、あっさりが好みなら少なめに入れます)
- 酒…大さじ1
- 粗塩…小さじ1/2~1(好みで増減)
- 下処理用の酒…大さじ1
- 予備水…100~200ml
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■作り方
- 【肉の下処理】鶏肉の肉の側に斜めに隠し包丁を数か所入れ、火の通りを良くします。食べやすい大きさに切り、下処理用の酒大さじ1をまぶしてよく揉み、そのまま置きます。
- 【昆布の下処理】昆布は水に入れて柔らかくしておきます。
- 【だしと具の下処理】にんじんはよく洗って皮をむいて型抜きします。型抜きした野菜くずを薄切りにしてボウルに入れます。型抜きしない場合は、皮を厚めにむいてそれを薄切りにします。
- 型抜きしたにんじんは4枚に切ります。
- しいたけを傘と軸に切り分けます。軸の先のかたい部分だけを切り落としスライスします。にんじんの野菜くずと一緒にボウルに入れます。
- しいたけの傘を飾り切りした場合は、そのときに出た野菜くずもにんじんのボウルに入れます。
- 青菜の根の部分を切り落とし、根側から5cmほどを切り落とします。切り落とした茎の太い部分を半分に切って、これも野菜くずをいれたボウルに入れます。
- 残りの青菜は食べやすいサイズに切って取り分けておきます。
- 白菜の葉は、1枚ずつ白い部分をVの字にカットしてやわらかい葉とかたい葉に分けます。やわらかい葉はざく切りに、かたい葉は包丁を斜めにねかせるようにしながらそぎ切にして食べやすいサイズにカットします。
- 豆腐を食べやすいサイズに切ります。
- 【順番通りに鍋に具を入れる】土鍋の底に水から出した昆布を置きます。
- 野菜くずのボウルにかつおぶしを入れて混ぜ、土鍋に入れた昆布の上に広げて敷きつめるように置きます。
- 白菜の白い部分を野菜くずの上に敷き詰めるようにしておきます。
- 鶏肉の水分をキッチンペーパー等で拭きとりながら(下処理は臭みとアク抜きで、周囲についているのは不必要な水分です)白菜の白い部分の上に広げるように置いていきます。
- 【ここからは自由に具をのせてください。】最後に豆腐や、型抜きしたにんじんやしいたけ、青菜、白菜の柔らかい葉の部分を好みの見た目になるように乗せます。
- 【低温・無水調理開始】具を土鍋に入れ終わったら蓋をします。蓋の穴から湯気になって水分が出てしまうので、菜箸等を刺し入れて穴をふさいでおきます。
- 具材の上から酒大さじ1をふりかけ、鍋を弱火にかけてそのまま待ちます。目安として時間は30分ぐらいですが、具材や土鍋の質によって変わります。
- 土鍋のふたの穴はふさがれているので、そこから湯気が出ないかわりに、ふたのふちから湯気がでてきます。このぐらいになったら、一度ふたを開けて水分を確認します。足りないと思ったら、再度蓋をして5~10分待ちます。
- 5~10分待っても水分が増えなければ、食材の水分が出切っているいるので火にかける意味はありません。水分が足りなければ予備水を必要量追加します。
- 予備水を入れた場合は、沸騰直前ぐらいまで温まるのを待ってから火を留めます。スープの味をみながら塩で味をととのえます。
※調理法が特殊なため手順が大切です。
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■ポイントやコツ等
- 水が入っていない土鍋を火にかけるので不安かもしれませんが、あまりふたを開けずに待つのがポイントです。ちょくちょくふたを開けると、せっかくの具材の水分が飛んでしまいます。
- 沸騰させない。このぐらいのつもりで作ると、食材の味がしっかり出やすいです。沸騰する温度では温度が高すぎます。
- 昆布でだしは足りているので、かつおぶしは好みの追いだしになります。多いより少なめの方が上品な味になりますよ。
- 雑炊やうどんをする場合は、好みでしょうゆや味噌で味付けしてOKですが、雑炊はそのままの方が美味しいかもしれません。